今年の夏から本格的に虫捕りにハマった我が子たち。とにかく大量のバッタやコウロギを捕りまくりました。
しかし、虫捕りの王道とも言えるカブトムシやクワガタを捕まえにいくことをすっかり忘れてしまい、気がつくと夏もすっかり終盤になってしまっていました。
今更になってカブトムシが飼いたいと言い出す息子たち。今からどうにかしてカブトムシが手に入るものなのだろうか?売っていたはずのホームセンターにも既に置かれていないし、もしかして時期的にもうカブトムシはいないのでは?
カブトムシの寿命は?
そもそもカブトムシってどのくらい生きるものなんだろう?
国産のカブトムシは幼虫時代を含めますと、だいたい12カ月から15カ月ぐらい生きています。成虫になってからだと1か月から3カ月くらい生きています。
http://tsukimushi.com/kabuto-jyumyo-257.html
なんと成虫は1から3か月しか生きないとのこと!思ったよりも短いんですね。。。
という事は夏の終わりから捕まえたとしたら、おそらく1ヶ月は生きないでしょう。カブトムシを捕まえるのは今更感がありますね。
オオクワガタ飼育講座を発見
カブトムシと並ぶ憧れの昆虫、クワガタ。
しかも単なるクワガタではなくオオクワガタの飼育講座なるものを発見!

どうやら単にオオクワガタを販売するだけでなく、飼い方まで教えてくれるらしい。さらに、購入できるのは成虫ではなく幼虫とのこと!
幼虫から大切に育てて、愛着のある成虫に成長させる。しかもオオクワガタ。
なんかすごく楽しそうです。子どもたちにカブトムシではなくクワガタはどうかと打診してみると、大興奮!早速申し込みをすることに。
申し込みは往復はがきで
とても人気らしく参加するには抽選で当選する必要がありました。しかも申し込みは往復はがき!往復はがきなんて10年以上ぶりに購入しました。。。
第3希望まで記入できるし、往復はがきを買って応募というのにも一定のハードルがありそうだし、いくら人気とは言ってもなんか当たる気がします。予想通り後日当選の連絡がきました。
オオクワガタ当たったよ!と伝えると、1か月以上先の予定にも関わらず毎日のようにカウントダウンする長男。もはや一大イベントです。笑
開催はぐんま昆虫の森
飼育講座を開いてくれるのはぐんま昆虫の森。
場所は群馬県桐生市にあります。
全国的にもユニークな「昆虫」をテーマにした体験型教育施設です。45ヘクタールの敷地に雑木林や棚田、畑、小川などの里山を再現。そこで暮らす昆虫を探し、手に取り、その生態をじっくり観察できます。
ぐんま昆虫の森ホームページ
飼育講座以外にも温室があったり、カブトムシ等も1年中飼育しているようなので楽しめそうです。
ついに待ちに待った飼育講座当日
我が家から昆虫の森までは距離が結構あり、しかも高速道路降りてからそこそこ走る必要があります。ただ道は空いているのでそこまで時間はかかりませんでした。

ついに到着。

まずは本日のイベント確認します。今日の僕らのメインは13時から1時間のオオクワガタ飼育講座。なので温室ガイド・放チョウや昆虫クラフトには参加できそうです。


まずは45ヘクタールという途方もない広さの敷地を散歩します。紅葉の季節で森全体がとても美しいです。


個人的にはカメラ片手に歩くだけでも楽しいですが、子供達はそんなこと微塵も望んでませんから先を急ぎます。
美しい温室

見えてきたのは温室。西表島の気候が再現されているらしいです。
ただの飼育するための施設ではなく、非常に美しい造形の温室です。こんな温室見たことありますでしょうか?
後で知ったのですが、設計はなんと安藤忠雄さん。

この温室と併設されている昆虫観察館にメインの施設がほとんどあります。オオクワガタ飼育講座もここの建物で開催されます。

巨大なカメムシがお出迎え。

様々な昆虫が展示されています。

ここは全国の子供達の憧れコーナー。近づいてみると、、、

なんとヘラクレスが!

コーカサスもいます!



もはやオールスター大集合です。僕自身ほとんどヘラクレス見たことなかったのですが、子供達が憧れる理由わかりますね。圧倒的な存在感がありました。
温室で蝶々を

まずは11時30分からの温室に蝶々を放すコーナーに参加します。この時間にここに集合すればOKで特に事前予約はありません。
温室の案内をしてもらえるので、充実した体験ができます。


中にはたくさんの植物と蝶々。

ナナフシもいます。そこら中に。

単調な温室ではなく、ガラス張りの開放感のある施設で、中では川が流れ、綺麗な植物が生い茂り、たくさんの昆虫が暮らす空間でした。ぜひ行ってみてほしいスポットです。
ランチは登利平

昆虫の森は持ち込んでランチを食べることをホームページでも推奨しているように、景色を眺めながらランチをとれるベンチが設置してあります。

昼食は群馬では定番の登利平。僕は群馬出身ではないので、大人になるまで知りませんでしたが、群馬に来ると食べたくなります。これが運動会とかの行事ごとの時に食べられるなんて羨ましい。
来る途中にあったので迷わず購入しました。

景色も良いので気持ちの良いランチが食べられます。大好きな登利平も食べられて大満足。
ついにオオクワガタ飼育講座へ!

見所が多くなかなか本題にたどり着きませんでしたが、これが本番!このために来ました。
ひたすらプレゼンなので特に写真もありませんが、とにかく丁寧に説明してくれます。子供向けの簡単な説明ではなく、かなりマニアック。
売ってしまって、はいお終いではなく、いかに大きく育てるかを真剣に話してくれるので、こちらも真剣に育てたくなります。
購入券が受付で渡されるので、説明会後に購入します。
購入可能なのは幼虫3匹セット600円、菌糸ボトル3本セット1000円。1家族につき2セット購入可能です。
1匹につき菌糸ボトルは1本必要で、数ヶ月に1回交換が必要です。意外にコストがかかることに驚き。説明聞かなかったら買う気にならなかったかもしれません。笑
しっかり説明を受けた後では欲しくて仕方ないので、もちろん購入。後ろのご家族は去年も来てたようでした。今年は2セット購入されていて、家がクワガタだらけになるとおっしゃってました。笑

我が家も1セット購入。このカップ一つ一つに1匹ずついます。

カップの幼虫を菌糸ボトルに1匹ずつ入れて育つのを待ちます。
新しいものが手軽に買えるか心配していましたが、ネットでも買えそうで安心。
飼育講座後にはクラフト体験に参加

蝶々の集合場所の近くでクラフト体験の受付をしていたため朝のうちに申し込んでおきました。20名限定なので参加される方は早めに申し込んでおいたほうが良いと思います。参加費は1個100円。良心的な価格。昆虫の森にはボランティアで参加されている方が多いためか、基本的にあまりお金はかかりません。しかもホスピタリティ溢れる方が多く、とても丁寧に説明してもらえます。本当にありがたいです。

この日はクリスマス向けのクラフト体験。不器用な自分でもなんとかできました。
毎日の楽しみが増えました
幼虫は菌糸ボトル中の木くずを食べて成長するのですが、外からでも見えることがあります。
朝起きて、どこか外側に出てきていないか、しっかり大きくなっているか確認するのが密かに楽しみになっています。子供より楽しんでいるかも。笑
是非この飼育講座に参加していただきたいですが、参加できない方はネットでも幼虫を購入できます。チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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